◆日時:平成29年4月8日(土)13:30~
◆会場:安茂里公民館(安茂里総合市民センター)
平成29年度の広報誌作成研修会が開催されました。
この研修会の目的は、各学校におけるPTA新聞(広報誌)の作成を担当する皆さまに年度の早い時期にお集まりいただき、PTA新聞の役割、保護者に読んでもらうための工夫やヒントを学んでいただくために開催するものです。
第1部として、講師に長野県民新聞社 代表取締役社長 加藤二佐雄氏(元日本PTA全国協議会副会長、元長野県PTA連合会会長、元長野市PTA連合会会長)をお迎えし「より良いPTA新聞を目指して」をテーマに講演をしていただきました。
導入部分に、最近の教育事情として、知識詰込型の問題や単純に答えを書かせる問題からの転換が進み、与えられた材料を基に自身の考えとその理由を述べさせる問題が増えているというお話しがありました。その背景には、人材を採用する企業側が、自分で考え、答えを導き出すことが出来る人を求めている状況があるとのことです。
それを踏まえた親・家庭の役割として、子どもに対しては、効率や成果を求める「仕事モード」ではなく、子どもが理解できるまで根気よく見守る「保護者モード」で接することが大切であるとお話をいただきました。
PTA新聞の作成について、よくあるパターンとして、1号目は校長先生、新任の先生の紹介やPTA役員あいさつの記事、年度の最後には6年生の修学旅行の写真や将来の夢などを一人ずつ書かせる記事が多いこと、毎年同じ内容・構成の「前例踏襲」になりがちな傾向にある等の指摘があり、紙面の改革はすぐにはできないかも知れないが、少しずつでも良いので、保護者が学ぶことのできる「学習型のPTA新聞」を目指していただきたい、と皆さんにエールを送りました。
また、PTA新聞の役割として、PTA活動の報告や情報提供の意味の他にも、教育への関心、親の資質の向上を図るという意義があること、関心を引くための企画・記事の作成に加え、レイアウト、見出し、写真の重要性を、新聞の紙面を例に、わかりやすくお話をしていただきました。
第2部には、各テーブルで分散会形式でのグループディスカッションが行われ、参加者の各校から持ち寄られたPTA新聞を見せ合い、良い記事や工夫された部分等を話し合ったり、講師の加藤氏からアドバイスをいただくなど、活発な話し合いがされていました。
志川会長を始めとした市PTA連合会役員も分散会に参加し、熱心に皆さんのお話をお聞きし、発言をされていました。
この研修会の開催により、一つでも広報誌作成のためのヒントや工夫を持ち帰っていただき、より良いPTA新聞づくりの参考になれば幸いです。
研修会の準備や運営に携わっていただきました平成28年度と平成29年度の広報委員、広報編集委員、市PTA連合会役員の皆さま、そして当日ご出席いただきました各校の皆さま、ありがとうございました。
平成28年度広報委員会 山本勇司(単位PTA:吉田小学校)