◆日時:平成28年11月13日(土)13:30分~16:00
◆会場:吉田小学校
◆内容:テーマ「絆力 ~親子の絆力について~」
◎前半の部
講演会「ふくらませよう!絆のちから」
講師:千野 貴文 氏(長野県PTA連合会 会長)
◎後半の部
「親子の絆を深める」をテーマとした分散会
今年度の北部ブロック親の会は、吉田小学校を会場に、平成28年度の長野市PTA連合会でテーマにしている「絆」をキーワードにして行われました。
前半の部の講演会の講師には、長野県PTA連合会会長の千野貴文氏をお招きして「ふくらませよう!絆のちから」と題して講演をいただきました。
千野会長は、平成26年度の長野市PTA連合会会長を務めていただいた、私たちの大先輩でもあります。
「絆」の字は、糸へんに八と牛のつくりから成り立っており、牛や馬などの家畜を立木等につなぎとめるための綱が転じて「拘束する」「繋ぎとめる」という意味から「人の結びつき」や「人と人とのつながり」の意味に成っていったとのことです。
平成28年度の長野市PTA連合会でテーマにしている「絆力(きずなりょく)」は「他者を尊重し、積極的に人間関係を築こうとする力」であり、意識して絆を生み出し、絆を育み、絆を確認すること、絆を感じ取れるような行動が必要である、とお話をいただきました。
市PTA連合会や県PTA連合会での経験・活動の中で経験されたエピソードや、時にはユーモアも交えつつ、家庭、学校、地域で「絆」を感じ、ふくらませるために何ができるかということを後半の部の分散会で考えていただき、それを「勇気」と「ズク」を出して実践してみましょう、ということでまとめていただきました。
後半の部の分散会は、今年の長野市PTA連合会で流行っている(?)「マンダラシート」を活用した方式で行われました。
マス目の書かれた大きな紙の中央に「親子の絆を深める」というテーマがあり、第1段階としてそのためには何をしたら良いか・何ができるか、ということを参加者の皆さまが自分の考えをフセンに書いて周りに貼って行き、第2段階として周りに貼ったフセンを再度テーマとして展開してもう1回繰り返し、テーマをより具体的に深く掘り下げて行くという方式です。
この方式は答えを導き出すことが目的ではなく、皆さまの考えや意見を共有・共感することで「絆」について考えるきっかけとなること、そして共感できることや自分でできそうなことは家庭に持ち帰って実践してみましょう、ということが目的です。
参加者の皆さまは始めのうちは堅い感じでしたが、「会話」「スキンシップ」「食事」「信じる・認める」「体験」等のキーワードを展開し、子育ての「あるあるネタ」やエピソードを話してゆく中で打ち解けて行きました。
講師の千野会長や市PTA連合会の志川会長、大矢副会長、北部ブロック内の校長先生に、グループディスカッションの様子を見ていただいたり、お声がけをしていただいたりしました。
参加された皆さんは、子育ての先輩であったり、同年代のお子さんがいたり、まだ小さいお子さんがいる方など、お子さんの年齢やきょうだいの構成も様々でしたので、より多面的・多角的なお話が聞けたことも良い点であったと思います。
参加者の皆さま、講師の千野会長、市PTA連合会の役員の皆さま、企画・運営をしていただいた北部ブロックの皆さま、そして会場の準備・設営と片付けに御協力をいただいた皆さまに、深く感謝を申し上げます。
吉田小学校PTA会長 山本 勇司