◆日時:平成30年10月20日(土)13:30~16:00
◆会場:若穂中学校 体育館
◆参加人数:男性44名、女性143名、合計187名
テーマ:「アドラー心理学 愛と勇気づけの子育て」 ~共感・尊敬・信頼 大人と子どもの想いを結う~
講師:野口 せつこ 先生(心と体の発達アドバイザー)
<講義内容>
アドラー心理学による勇気づけの子育てについて「ダメ出し」をするのではなく「ヨイ出し」をすること、「褒める」のではなく「勇気づける」こと、親子の関係は「縦」ではなく「横」の関係を築いていくことなどが大切であると説明され、大変興味深い講演でありました。
ペアワークでは、隣の席の方と「ダメ出し・ヨイ出し」「褒める・勇気づける」の違いについて実践し、より理解することができました。また、思春期に向けての親の心構えとして、子どもの思春期に見られる心と行動の特徴例から「親子の距離感を見直す」ことが重要であり、子どもにとって親の存在は「あって当たり前、うまくいっている時ほど存在感はない、いわば空気のような存在感」に近づいていくことが理想的とのことでした。
最後に、幸せな親子関係を築いていくために今日からできることのまとめとして、
・ダメ出しをやめて「ヨイ出し」をしよう!
・「自己勇気づけ」をはじめよう!
・子どもと親友になろう!
という3つのアドバイスをいただきました。
また、どうしても子育てがうまくいかない時でも「貯金」と同じようにコツコツ努力を続けることが大切とのことでした。とても楽しく学びの深い講演をしていただきました。
<分散会>
後半は小グループに分かれ、自身の日常を振り返り、気付いたことや感じたこと、また、子育てや自分の目標などをテーマに議論されました。様々な学校の保護者の方と情報交換や交流を図ることができ、たいへん有意義な分散会となりました。
<参加者の感想>
・ペアワークを通して「ヨイ出し」「ダメ出し」を体験し、実際にはこんな風に聞こえているのか、ということが理解できて良かったです。
・今後の子どもとの接し方について非常に参考になりました。イライラせずに子どもとの時間を楽しんでいきます。
・野口先生のお話しはとても分かりやすく参考になりました。まさに今学びたい講演内容でしたので、たいへん有難かったです。
<取材後記>
今回の研修会の設営準備をしてくださいました若穂中学校PTAの役員の皆さま、ありがとうございました。