◆日時:平成29年6月17日(土)13:30~
◆会場:大豆島総合市民センター 多目的ホール
◆主催:長野市PTA連合会 保護者代表者特別委員会
◆参加人数:約80名

今年度第1回目の保護者代表者会が開催されました。

◇講話「子供たちの応援団 ~学級懇談会から育む『和ごころ』~」
講師:長野県民新聞社 代表取締役社長 加藤 二佐雄 氏

◇分散会(ワールドカフェ)
「参加したい学級懇談会・参加してよかった学級懇談会」
「応援しよう!子どもの自立」

の二部構成で実施されました。

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講話は、

1 最近の教育事情
→高校受験や大学受験の最近の傾向として、学習した知識を基に、そこから想定できる個々の考え方を回答する問題が出題されるようになってきている。
2 そこから見えてくる「親の役割」
→子どもの学力向上には、家庭での会話、朝食、地域の行事への参加、ニュース番組の視聴など、直接ではなく、取り巻く環境も影響する。
3 そのためのPTAとは
→前例踏襲をしているだけではダメ。
4 PTA活動の3つの形態
→奉仕型・参加型・学習型をうまく取り入れた活動が必要。
5 PTA代表者として気を付けたいこと
→何か事が起きたときに他人任せ(地域や学校)にしていると、協力を得られない事態が起きる可能性がある。

具体的な事例もご紹介いただきながら、理解しやすいお話をしていただきました。

分散会(ワールドカフェ)

「ワールドカフェ」は、3~5名の少人数に分かれて、決められた時間の中、メンバーをシャッフルしながら話し合いを発展させていく事により、参加者の意見や知識を集めることができる対話手法の一つです。

今回は「参加したい学級懇談会、参加してよかった学級懇談会」「応援しよう!子どもの自立」の二つのテーマについて、このワールドカフェの手法で話し合いました。

各グループのテーブルの中央には模造紙が置かれ、会話の内容を書きながら話し合う形がとられました。会話はすぐに盛り上がり、活発に意見が出されていましたが、それを「書く」ということに少々難しさもあったようです。

また、時間制限がある中、メンバーのシャッフルというおまけも加わり、新鮮で楽しい意見交換ができた分散会でした。

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◇ご参加いただいた方の感想(抜粋)

〈講話について〉
・加藤先生のお話は参考になりました。 (男性)
・テストの例は会社で伝えたいと思った。 (男性)
・家の人と学力の関係のグラフはその通りだと思った。 (男性)
・先生のお話に励まされた。(女性)

〈分散会〉
・ワールドカフェでの話し合いは自由で様々な意見が出て活発だった。(男性)
・初めてのワールドカフェ、とても楽しく会話できました。出たら得する懇談会にぴったりだと思います。(女性)
・今後のPTA活動を行ってゆくにあたり、学習型にして行きたいとアイディアが出てきました。(男性)
・初めての体験でしたが、話しやすい雰囲気で楽しかったです。話に夢中になり手が止まってしまいました。(女性)
・学級PTA懇談会の糸口や子供の接し方についてなど、ヒントがたくさん頂けました。(女性)
・皆さん保護者という同じ立場なので、交流も積極的でした。これも何かの縁ですね。(女性)
・ワールドカフェ、初めてやってみて段々と自発的な発言が増えて良かった。ただし、学校・クラスへ持ち帰ってどう展開するか課題として未消化。(男性)

加藤先生の言われる「学習型PTA活動」の一つとして、参加いただいた皆様にとって有意義な時間になったのではないでしょうか。今後は、単位PTA活動にフィードバックすることも重要になってくると思います。子どもたちのためにも、この研修を有効に活用していただきたいと思います。

保護者代表者特別委員会の皆様、お疲れ様でした。また、ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。